2013年12月2日月曜日

オンナたちの習い事(1)

 とある郊外にある人気スポーツジムチェーンで金曜の夜21時から開かれる女性たちに人気の講座がある
 この講座は女性会員にしかその存在は告知されない秘密の講座である
町田サトコも金曜は早めに家事を終え毎週のようにこの講座に参加している
 

といってもさとこは普段と変わらぬ荷物で、変わらぬ様子で、他の日と同じように
 
このジムに出かけていく
だが金曜日の荷物の中身は入浴セットは普段と同じ
だがそれ以外の主な中身は水着でも、スポーツ用のウエアでもない
大きな白い手ぬぐいのような布が入っている
この布
家の物干しに干しているとどこにでもある普通のシーツだ
だから家族もその講座で使っているウエアだと気づくことは少ない

講座名は『女性健康体操』
となっている
だからその地下室でやっている講座について知っている男は
ジムのスタッフの男ぐらいだろう

講座に参加する女たちは
更衣室に着くと思い思いに畳んだ大きな布を取り出し

その布を線状に折って
体に締め付け始める

締め方は初心者クラスの最初の講習で習う

そして
思い思いに下半身に締め終わった女たちは
上半身はあらわな姿のまま
ジムやプールに行く女たちと別れて
更衣室内の階段から地下のフロアに降りていく

男子禁制のフロアの3つの部屋へ
それぞれ15人ずつ入っていく

「さとこさん、まえ、真ん中の部屋じゃなかった」
「こないだの検定ダメだったの、また右の部屋になっちゃった」
さとこはこの時間互いにライバルとして意識し合う友人のミエコの問いかけに悔しそうに答えて部屋に入っていった

部屋にはウレタンが地面や壁一面に敷き詰められ
真ん中にはまるい円に二本の線で土俵が描かれている


女たちは『相撲』の講座に集まっていたのだ
レベル別上から真ん中、右側、左側の三つの部屋に分かれて90分間ほどの講座が開講される

一番下のクラスでは相撲健康体操などエクササイズ系のメニューやストレッチやヨガなど健康づくりのメニュー中心で構成される
そして、競技としての相撲に興味がむいてきた受講者は希望すれば一つ上のクラスに移ることができる
一つ上の教室
つまり今さとこがいるクラスでは
受講者の女たちの内容が競技としての相撲の技の講習や実践的な内容の比率が増え
講座の時間の半分が受講者同士の取り組みの時間に充てられる

さらに一つ上の真ん中の教室では
最初にストレッチをインストラクターの指導の下行った後は
たまにテーピングやPNF等の講座がある場合以外は
ほとんどが取り組みの時間に充てられる

この取り組みの時間でクラス内の番付が決まり
一番上のクラスの下位5名と下のクラスの上位5名が月に一度、総当たりで入れ替え戦を行い
そのなかの上位が五名が上のクラスに入り、下位5名が下のクラスに入るというシステムになっている

ジムに入会した当初は普通にプールやエアロビクスなどで汗をかく毎日だったが
なんだか物足りなさを感じていたとき
ミエコから女性だけで裸の爽快な講座があると誘われ
さとこもミエコが一緒ならと参加してみることにした

講座の張り紙の説明に
『女性健康体操:女性だけの・・・・・・・講座  受講者は布まきを用意してご参加ください』
と書いてあった

布まきは今さとこたちが体にマワシとして巻いてる布のことだ

ジムのショップの片隅に置いてあり
サトコもたまにタオルでもないけど何に使うんだろ
と気になったことのあったアイテムだった

値段は安いもので500円 高いもので2000円と
定価売りが中心のショップの商品としてはかなり安い部類に入るものだった

サトコとミエコは最初
安いのでいいかと500円のものを買った

初めての講座の日

サトコとミエコはすごく汗をかく講座だと聞いていたのでお風呂の荷物を抱え
マワシのように女性会員やサトコたちと同じように布を腰に巻く女たちとともに女性浴場がある地下のフロアの反対の部屋に入っていった

いつもジムの大きなお風呂でならみんな真っ裸なので
ジムで裸になることには慣れていたサトコだったが
エクササイズで裸になり
しかも周りはインストラクター以外みんな裸ということにはなんだか違和感をぬぐえないでいた

最初、サトコとミエコは裸でヨガやストレッチをやる爽快感が病み付きになっていたが
相撲健康体操の講座で初めて布をマワシの形にして体につけた日

サトコの心に少しずつ相撲への興味がわき始めていた

以前から隣の部屋の熱気が羨ましいとも思っていたが
ついに確かなものになった

その日のお風呂でのこと

「ねえさとこさん、私、来月から上のクラス希望しようと思うの」
ミエコも同じことを感じていたようだった

サトコとミエコはそろって希望を書き
上のクラスに移っていった

怖そうだし最初はすぐ下のエクササイズクラスに戻る気でいたサトコも
次第に女と女が裸でぶつかり合う真剣勝負の魅力に魅了され

ミエコと一緒に講座の南の島への海外旅行に参加するまでになっていった
常夏のビーチで同じグループのいろいろな支店のジムでサトコたちと同じように
相撲のとりこになった女たちが集まり
ジムが所有する専用ビーチを借り切って行う相撲大会
南国のビーチに胸もあらわにマワシ1枚の女たちが100人以上集まって
相撲をとりあい
大会が終わった後も
興奮冷めやらぬまま
あちこちに土俵を書いて
思い思いに相手を見つけて相撲を楽しんだ旅行の解放感は最高だった

に魅了されるなか毎週金曜日を心待ちにする日々が続いた

サトコとミエコは互いに競い合い
番付上位を争うようになり
ついには勝負に燃えるあまり
金曜日になると
講座が終わるまで互いにあまり口を利かないようになった時期さえあった

そうして時は過ぎ
迎えたサトコとミエコの直接対決

前回の2週間前の対戦で敗れたサトコは髪を短く切り
今度こそはと臨んだ1番

サトコとミエコは正面から組み合い
まわしを掴み合い
たがいのふくよかな胸を密着させあい
右に左にと体をよじらせながら
力比べをした
サトコは力比べをしながら
ミエコの身体が以前よりずいぶんたくましくなっているのを感じていた
そして次第に
土俵の端に追い立てられ
サトコの足は土俵を割った

そしてそれからしばらく
サトコとミエコの直接対決は少なくなり
ミエコはさらに番付を上げ横綱争いをするまでになり
一方のサトコを調子を落とし
ついに検定という名の入れ替え戦で敗れ
ついには
下のクラスにまでその位を落としてしまったのだった

遠のいていくライバルの背中
サトコはまたミエコと競いたい思い

他の日のトレーニングのメニューをより相撲中心のメニューに変え
上を目指す日々がまた始まるのであった
 

2013年11月23日土曜日

五村五種競技会

12月の砂浜に書かれた土俵

生まれたままの姿で
譲れないものをかけて争い合い
まわし1枚で相撲を取り合う2人の若い女

 ちえみはふなこのまわしを引き込み
ふなこもそれに負けじと踏ん張り
2人の女の身体は重なり合うようにして
砂の土俵の上に倒れた
 



この付近の5つの村が毎年、1月に開いている
5村競技会のあかり村の代表を決める一戦であった

勝ったのはちえみ
5度目の挑戦で初めて
この座を手にした

5村競技会は各村18歳から30歳の未婚の男女各一人が
出場して行われる競技会だ
5つの競技の勝ち負けで優勝を争う
男は弓矢、競馬と陸の競技を
女は10000メートル走に始まり、
そのまま海での遠泳
そして浜辺での相撲
と海の競技を担当する

代表に決まった2人の男女は
陸の男と海の女として
祭りまでの間共同で生活し

そのまま夫婦として添い遂げた者も多い

今年は陸の代表に長年思いを寄せてきた龍之介が決まっていた
だからちえみとしても
この予選会にかける思いに一入のものがあった

年の瀬と正月を思いの凜太郎とともにすごし
迎えた本番の日の前日
明日身に着ける水着とマワシの点検を終え
これまで練習を共にしてきた龍之介との最後の夜を終え

~迎えた当日~
ちえみは他の4人の女たちとともにスタートラインにつき
合図を待った
龍之介の活躍で他村をなんとかリードしている状況だ

1月の空に水着1枚
寒さとともに村の名誉の責任も体にはいりこんで来るような
そんな心持のなか

合図の号砲とともに
ちえみたちは走り始めた

レースは高校時代から
同じ高校の陸上部でライバル関係にあったあつことの
抜きつぬかれつの争いになった

陸では勝っていたちえみだったが
水泳では差を詰められ
先にゴールラインを割ったのはちえみだった

高校時代から意識し合ってきた2人は
ゴールした後
言葉を交わすこともなく
土俵を隔てて別れ
2人は互いをにらみ合うようにして
水着を脱ぎ捨て
まわしを締めこんでいった

最終種目
相撲
5人の女が総当たりで相撲をとりあい
順位ではなく勝ち数が村のポイントに加算される

ちえみとあつこは共に全勝で勝ちつづけ
直接対決の時を迎えた

激しい張り合いの後

ちえみとあつこは真正面から組み合い
互いの互いへの思いをぶつけ合うかのように
力をぶつけあった

大きさを競い合うかのように胸と胸をぶつけ
体をくねらせながら主導権を伺いあっていた

しばらくすると
水泳で力を消耗していたちえみの身体から力が抜け
ちえみの身体は砂場にたたきつけられていた

ちえみは大会の集計の時間
自分の不甲斐なさに暮れながら過ごした

ちえみの村とあつこの村は
得点同点1位で並んでいた
この場合は
海の女二人による組打ちによって優勝が決まる
ただ今まで戦ってきた女の疲労を考慮し
この戦いに挑むか否かは女の意思にゆだねられる

ちえみは真っ先にまわしを外し戦う意思を示し
向こう正面のあつこもそれに応じるようにしてまわしを外した

2人の女は海に入り
生まれたままの姿で組み合った

この戦いにおいては過去に何人か死者が出ており
そういう意味でも
女の意思に委ねられるのだが
2人は迷わず戦っての決着を望み
この決戦に至った

どちらかが降参するあるいは命を落とすまで続くこの戦い

水の中での動きに自信があるあつこはわざと倒れこみ水中戦に持ち込んだ

2人の女は水の中で上になり下になり
争った

転がりながらより深いところに引きずり込もうとするあつこを
力では分のあるちえみが懸命に振り払い
今度は逆にちえみがあつこを陸に引きずり出して地面にたたきつけ
あつこのおなかに龍之介とみたプロレスビデオに映っていたジャンピングニードロップ
をしかけ
動けなくなっているあつこの後ろに回り込み
首を締め上げたところで

あつこのやつば村側からタオルが投げ込まれ
ちえみの村の優勝になった

ちえみと龍之介は晴れて結ばれ
本当の夫婦になった

ちえみとはこの後も何度か
私的に会って戦い
このライバル関係は子の代
孫の代まで続くだろう

若い男女が
自分の村の名誉をかけて戦うこの祭りは
こうして幕を閉じ

来年もそのまた来年も続いていくのであった

2013年11月20日水曜日

湯場争い

 とある山あいの農村では
山の温泉水の恵みで
八カ所の湯治場があった
その湯治場は男子禁制の場で
"とうば"と呼び称せられていた
文字にすると湯場と書くのだが
女が闘う場所という意味での闘場という意味も込められていた

八つの湯場にはそれぞれ神棚が祀られ
その主となった女は右胸に印を入れてそれを表す
主となった女は優良な子宝に恵まれると信じられており
女たちはその主の座を虎視眈々と狙いあっていた

主の座に挑戦する女は左胸に印を入れて、主の女と鉢合わせるように湯場に行く
そうして胸に印を入れた二人の女が湯場で出会ったとき
闘いは始まる

湯場はこのような女たちの争いに対応するため
床のタイルや浴槽は角を落とすなどし
女たちが無用なケガをしないように作られていた

この村で家電メーカーの技術者の夫とその両親とともにくらすまゆみもまた、湯場の主を狙うひとりだ
今日は初めて左胸に口紅で印を描きいれ、湯場に向かった

脱衣場で服を脱ぐときまゆみはまわりを窺った
もし主の女と出会う前に自分と同じように左胸に印を入れた女と出会ったらまずはその女と戦わねばならなくなるからだ
いつもは女友達で談笑しながら入る湯場が今日はまったくちがって見えた

服を脱ぎ、体を洗い清め
主の女の登場を待った

そしてしばらくすると右胸に印の入った女が体を洗い清め湯船に向かってくるのが見えた
この湯場の主、きぬえだ
二人の女は湯場から人気がなくなると
立ち上がり、眼差しを向き合わせた
まゆみは闘いを前にし
乳房は前にせり出し硬直し
陰毛はそばだち
異様な興奮に包まれているのを感じていた

二人の女は湯船中央で向かい合い
まずはまゆみが平手をきぬえの頬にうち、きぬえもまゆみの頬に平手を打ち返した

しばらく繰り返した後
2人の女は腕四つで組合い

2013年11月9日土曜日

社内相撲~アクシブ生命第3営業部~

 土俵際でマワシ一枚の姿で向き合うケイコとマチコ
五年前に一緒に研修を終え配属された二人が土俵上で若い肉体をぶつけ合い雌雄を決する
 アクシブ生命の精鋭女子社員の巣窟、第3営業部承認試験での一コマである

アクシブ生命の第3営業部は 営業適正が強く認められた女子社員の巣窟だ その部の要員は個人法人問わず、社が重点を置く営業対象の新規開拓に配置され 相撲の愛好者であった第3営業部の創始者たる現会長、大岡悦子が 3営女子のチャレンジ精神、競争心、勝負度胸の情勢を目的に相撲を研修から行事にまで幅広く 取り入れていったのがはじまりである >〜五年前〜
マチコはケイコと一緒に西心橋支店に配属された 配属の日 マチコが机に着くと先輩たちからの ‘入社おめでとう‘ と大きく書かれた添え書きの色紙とともに 白くて真っ新な長い布がまかれて置いてあり 付箋紙に ‘1週間後、歓迎会やります‘ というメモ書きが貼られていた ここでの歓迎会とは歓迎相撲大会のことだ マチコの脳裏には 1週間前の研修の相撲大会 そして一緒に配属されたケイコの優勝した姿が浮かんだ なんでまた相撲なんかとも思ったが 1度は負けたケイコに勝ちたいとも思った それからマチコは人知れず特訓に励んだ ~そして1週間後~ その日の仕事を終えた西橋支店第3営業部の8人の女たちは会社地下の土俵に集まった 初めて案内された土俵 マチコとケイコはそのまるで相撲部屋のような本格的な作りにびっくりした そして土俵を見ると2人の女がすでにまわし姿になり土俵を掃き清めていた 「番付表の下から二人がああして先に来て掃除をするのよ」 と先輩から説明された 壁の一角には番付ごとに部署員の名前が記された表札がつるされていた 全支店の女子社員の間で2か月ごとの対抗戦や年に一回の優勝大会でその番付が営業成績と同時に 争われるのだ そして今日の結果も繁栄される

2013年10月2日水曜日

メオトゼンザイ

 ゆきことあつしは、一見したところサラリーマンのあつしとそれを支える専業主婦の妻のゆきこというごくごく普通の夫婦にみえる
 夕方や早朝には二人でランニングをする姿をよく見かける
 そして月に二度ほど夫婦は小学生の子供を親にあずけ、決まった場所に二人、車でかける
 あつしの運転する車は田舎道を分け入り
 田舎の古びた小さな寺に止まった
 
駐車場には他にも何台か車が止まっていた
入り口には相撲の番付表のような名札立てがあり
そこでゆきこは
『小結 川田』とかかれた表札を裏返し、大きな広間にあつしと入っていった
 ここは闘妻寺
夫婦の絆を取り戻したいと願う夫婦が集まり、定期的に夫婦会を行う
夫婦会というのが今日である
何をするかというと、女を闘牛の牛に見立てて
女たち同士が組み合って力比べを行い
男たち
まわりの夫婦もそうしているように
あつしに着てきた衣服を預け
身の回りの世話をやかせながら服をぬいでいき
赤い色の男性用の短パン型のスパッツに上半身は豊満な胸を露わにした姿となった

川田夫妻のまわりにも夫に手伝われて、色とりどりの男プロレスのようなパンツ姿になった女たちが何人か集まっていた

女たちはひとつのツボのまわりに集まり、手を入れ、色の付いた石を一人一個ずつ取り出した
蝋燭の明かりに照らし出された黒板には各色毎の部屋の名前が記されていた
それぞれの夫妻は女たちがひいた石の部屋に向かった

ゆきこは鶴の間西という部屋を引き当てあつしと鶴の間の西側の襖に向かった
所定の時間になり真ん中の部屋から時を告げる鐘がなり
ゆきこともう一つの襖に入っていた女は部屋の真ん中に入り
向き合って座った
そしてゆきこは慣れた手つきで自分の名前の書いた紙を出し
向こうの若い女は慣れない手つきでゆきこの所作を真似るように紙をだし
紙を交換した

ゆきこは女の白く美しい肌と
スラッとした若い体つきをみて
「若いのね、海原さん年いくつなの?」
と声をかけた
「28です
初めてなんでお手柔らかによろしくお願いします」
対戦相手のみゆは緊張気味に返した
「私は横綱をめざしているからそうもいかない部分もあるけどよろしくね
そういえばお子さんは何歳なの」
「まだいないんです
三年間努力してもできなくて
夫と相談してここに来たんです」
「そうなの今夜のお二人の健闘に期待するわ」
そうゆきこが答えると
鐘がなった
みゆとゆきこは正座して向かい合い
手と手を絡み合わせるように出し合い主導権を伺い
やがて、みゆより体重の重いゆみこがみゆにのしかかるように倒れ込み
ゆみこがみゆの上に乗った
二人の女は身体と身体を密着させ上になり下になり、転げ回り 下になってたみゆがゆきこを押し返し 二人の女はあらわになった肢体を密着させ 腕4つで押し合った 「やるじゃない でも」 ゆきこは勢いよく みゆの身体を床にたたきつけ ミユの身体を一回転させ勝利を収めた ユキコは2枚の紙を持ち中央の部屋に向かった 神を中央の間の掛に渡し ユキコの今日の勝利は確定し ゆきことあつしは帰りの車に乗った

2013年8月3日土曜日

りきじょ


さっきどこかの掲示板で話題になってた月刊アクションという 創刊間もない雑誌で連載されてる 『りきじょ』 という漫画を立ち読みしてきました 今回読んだのは3話で 主人公が自分の武器を模索し始めるという内容でしたが いや よかったです まさにぼくが読みたかった漫画でした 無駄なエロ要素ないのもすごく良かったです 購入は630円という値段ゆえにまよってます アクション仮面もすごく良かったし りきじょを単行本化してもらうためにも買おうかとは思うのですが ひとまず考えてます 気になった方は http://webaction.jp/monthly_action/ ↑の雑誌のホムペで第一話読めます しかし 部を退学にされたスポ推の女子が がけっぷちで相撲にはいっていくというストーリーが またいい このまま変な方向に走らず スポ魂漫画として 永いこと連載してほしいと 強く思った作品でした

2013年6月25日火曜日

臨海学校


久々に思いついたんで 拙いながら書いてみます 7月の期末テストが終わって半ばに入ったころ サトコたちのS女学園では1年生たちが臨海学校という行事に出かけます この行事は学園の校訓の一つである <凛とした子女の育成> という校訓を具現化した行事です サトコたちS女学園の1年生の一行はお昼に海辺のホテルに到着し 部屋などを準備し 全般説明を受け 食事、入浴などを済ませ 1日を終えました サトコは大きなお風呂で裸の同級生たちを見て これから二日間、この中でがんばろうと 心に決め 部屋で就寝に着いた まだ幼い体つきのもの、胸などが立派に発育したもの もう大人の体つきになったもの 様々な成長度合いの女子たちが 風呂場をともにしていた 翌日 8時ぐらいから砂浜にスクール水着で集合し まず軽く、体を水に慣らした後 細長い2メートルほどの救助用の布を 腰にまわしのように巻き 今まで学校で練習してきた遠泳を行い 昼食をとった そして昼からは 浜辺で相撲の授業が始まった もともと砂浜で生徒たちが遊びで自然と始めたものだったが いつからか体育教師たちが 逞しい心身を持つ子女の育成 という学校の気風に合うとして 行事の一部にしてしまったのだ S女の一行はクラスごとに各一つ 6つの場所に土俵を書き しこやすり足などの基礎動作を学習した後 明日のクラス対抗戦のメンバーをきめるためのクラス内の予選をはじめていた サトコもメンバー5人に入って裸で相撲を取り合いたいと思い 予選にのぞんでいた S女の1年生たちは スク水姿で日が暮れるまで相撲をとりあい 最終日を迎えた サトコは大将として対抗戦に臨むことになったが 副将として出るリツコに負けたことを心残りに思いながらも 女子の相撲ということで学校がおさえた室内型のビーチバレーコートで 裸にまわしを締めこみ 対抗戦に入っていった

2013年2月24日日曜日

強い遺伝子

風美は生まれたままの姿でもう1人の女と向き合い、場の中央に立っていた

風美はこのイベントに参加するのは二回目になる30手前の会社員だ
向き合ってたつ
もうひとりの女の素性は知らない

ただ前も同じようにこの女と対峙したことがあった

いつも仕事終わりに通う、都内のスポーツジムのスタジオ

風香はいつものように仕事終わりにジムにいき、風呂場で汗を流してから、1人だけの我が家に帰った

そろそろ結婚も考えたい
でも、並の男ではいや     

そう考えていた矢先、ジムから
封筒が届いていた

今、風美が参加している格闘技合コンの案内だった

風香はしばらく考え
部屋にあったタブレットPCで
ジムのページにログインし
そのイベントの参加の欄にチェックをいれた

合コンといっても、男女が和気藹々と盛り上がってトークなどをするものではない

よりよいパートナーをもとめる男女がとなりあった、5メートル四方の四角い枠のなかで
男女別に打撃なしの格闘技でトーナメントを行い
相手を降参、または
枠の外におしだしたら勝ち
というルールで
男女のNo.1を決めるトーナメント戦を行い
優勝した男女ははじめて
連絡先の交換が許される
という流れになっている

は今向き合っている女と前回の初戦で戦い
もう少しのところで気を失い破れている

そして今日は決勝でまた
この女とあたった

また、男性側の優勝者は前よりも風美の求めるタイプの男であった

風美は相手の女への雪辱の思いを燃え上がらせ

相手の女と組み合った

2013年2月19日火曜日

全裸レスリング部

http://mousoudiary.blogspot.jp/2012/06/blog-post_09.html?m=1
久々すぎて人の名前とかいろいろわすれましたが書いてみます

夏の大会が終わり
三年生たちが引退し
江藤千夏の所属する聖林女学院ヌーディストレスリング部は
2年生10人一年生12人の22人になった
夏休みが来て、夏合宿が始まった
夏合宿で次の秋の大会のメンバーが決まる
同級生の上島みゆきに敗れ
メンバー入りを逃し
今までトレーニングメニューばかりだった千夏にとっては
今の自分がどれだけできるのか
胸が高鳴る季節だった

7日間の合宿の荷物を抱えた部員たちがいつもの練習場に集まってきた

まず初日はプールでのメニューが組まれていた
裸でプールに入り、自由に300メートルほど泳いだ後は
プールの真ん中に沈めたイカダの上でのレスリングだ
身体が沈んだり、イカダからおちたりしたら負けというルールだ
泳ぎおえた千夏は久々の戦いに胸高鳴らせた

2013年2月1日金曜日

奉納神事

 夏の日の夕方
神社の土俵は白く濡れていた
村でこの年、子供を産んだ女たちが集まっての奉納神事が営まれたのだ
 
年に一度この神社では村の繁栄と豊作を祈願する祭りである

片山キミエも今年、この祭りに参加する一人である
キミエは義母にてつだってもらって
代々伝わる縄のように捻った3本の布を編み上げたふんどしをきつく締め込み
薄い浴衣姿で我が子を抱いて神社にむかった 神社ではそこの女神主や世話役の老女、来年の参加を控えた見習いのおんなたちなどのほかに キミエとおなじく今回の神事に臨む3人の女が集まっていた 女たちは持ち寄った酒やつまみでしばしの団らんの後 近くの川へ行って、 浴衣やふんどしを脱ぎ 川の水で身を清めた キミエのすぐ近くでは、今回で3度目の参加の大湊よしえが水浴びをしていた よしえは産後2か月とはいえ日頃の牧場での仕事で培ってきた一際力強い体つきを誇示するかのように 水を浴びていた キミエは去年、見習いに訪れた日のことを思い出し今日の最後にして最大のイベントである力比べの儀を思った かくして神事は 年内に生まれた子供を抱いてお祓いを受ける儀式から 一人一人が弓で矢を射る、大的の儀 神社の土俵に使う縄を結う儀式 と進み 会場を砂の上に縄を敷いた土俵に場所を移し最後の力比べ前の土俵入りの儀式が行われた 力比べに臨む女、一人一人がそれぞれの家に伝わる化粧まわしをつけ土俵入りを行い 家々の繁栄を祈願した こんかいは初参加のキミエ、河原えつこ、相川えいこと続き、最後を3度目の参加のよしえが務めた よしえは他の3人を圧倒するかのように堂々たる土俵入りを終えた そうしていよいよ 『力比べの儀』が幕をあけた 4人の女たちは勝ち名乗りを受けるともらえるご御神木をめぐって相撲を取り合い 一つの取り組みに一本ずつかけられた御神木を奪い合い総当たりで相撲を取る儀式だ 御神木の多い女の家には大きな福がもたらされると昔から強く信じられてきた だからこの儀式に臨む女たちは、一つでも多くの御神木を手にしようと姑や知り合いに稽古をつけてもらうなど 並々ならぬ気合で臨んでいるものが多い 去年、子を産んだ4人の女たちは、裸に縄1本を締めこんだ姿で、相撲を取り合った 女たちが力みあい、体をぶつけ合ったことにより土俵は少しずつ、この神事独特の白い色に色を変えはじめ キミエの出番が回ってきた、最初の相手は普段から懇意にしているえつことの対戦し えいこと対戦し、なんとか2つの御神木をものにし よしえとの一番に臨んだ よしえの前には歯が立たなかったが 御神木はなんとか一人一つはいきわたり 女たちは清々しい気持ちで家路についた

2013年1月31日木曜日

闘婚

 とある山奥の村では古からの慣例に倣い、村の盟主の家の跡取りの嫁選びには、『闘婚』というやり方を用い、より秀逸な子孫を残そうと努めてきた
『闘婚』とは婚礼を希望する家々の女たちを集め
机上での試験や、生け花や
弓矢の腕などで
知性を教養競わせ
相撲で
体力を競わせ
代々の跡取りの嫁を決めていた

女たちは家々の命運を背負い
定められた着流しの衣装で集まった

今日もその闘婚の儀式が催されていた
今回も着流し姿の8人の女たちが集まり
机上での試験や弓矢などで
4人に絞られた女たちは着ていた浴衣を脱ぎ捨て
真裸にふんどし一枚の姿になり庭の土俵での相撲でこの日のために鍛え上げてきた体をぶつけ合い相撲を取り合った

すべての日程が終わり
盟主の家の者たちが話し合いを始めた
代々の慣例ではその日のうちに嫁を選び
翌日には婚礼というものであったが
今回は2人の女の間で決めきれず
試験の用意もままならないので
2人の女を大浴場に呼び出し
浴槽内での組み打ちにて決めることとなった
2人の女はなにもつけず生まれたままの姿で顔に平手を打ち合い
力比べの後、お湯のはられた浴槽内で組み合い、転がり回り
戦いあった
片方の女が組み勝ち
相手の女を浴槽に沈め
翌日の婚礼を勝ち取り
女たちとその家の未来をかけた代理戦争は終わった

2013年1月6日日曜日

ライオネスハート

 ここはとある都市にあるビルの地下の1室 昼間はだれもいない、ひっそりとした開かずの間だが、なぜか部屋の真ん中に柵がある 夜になると100人近くの男たちが集まり、柵の中の2人の女の動向を見守るのだ 2人の女が何をやるのかというと、賭け勝負だ 女たちは柵の中でふんどし以外なにも纏わず、己の身体のみで戦いあい、相手をねじ伏せ戦いあうのだ そのさきにある多額の賞金、そして未来をかけて この女たちを、この戦いの場に誘うのが私の仕事だ 私はこの会のメインスポンサーであるとある大手の飲料会社など大会社の社長たちに雇われ 彼らからの資金を基に活動を行う ここで拳を交える女は既婚の女性が多い そして例外なく子持ちである これらの個人情報はスポンサーとのかかわりが深い役人からの生活保護受給者、国勢調査などの資料を基に 選定を行い、交渉を行っていく 子持ちということで託児所の手配もスポンサーの一人である民間保育所会社の社長の協力の元盛り込み 契約を行っていくことも多い 連れてくる女は、農村部の主婦から、都心のシングルマザー、低所得者世帯の妻などが大多数を占める 募集のやり方としては その特定の家にだけ、新聞の求人チラシの内容を一部差し替え この会の記事を盛り込んだ内容のものを入るように スポンサーの新聞社の重役などと結託し準備をすすめるのだ これにより、5人に2人の女が応募してくる それを私が面接を行い、日取りや対戦相手などを決めていくのである そんな今日も2人の女が面接にやってきた 2人とも農村の女だった ちょうどいいのでこの2人の女を2週間後にぶつけてみることにした 2週間後 2人の女はそれぞれ電車を乗り継ぎ、別々の入口から会場にやってきた 女たちはそれぞれに割り当てられた控えし室で、着てきた衣服を脱ぎ 今日の戦いで身につけるふんどしをまとい ガウンに身を包み 部屋に用意された資料に目を通し、過去の試合のビデオを見ながら時を待つ 資料には、適宜、女の闘争心を煽るような情報を選んで掲載してある 時が来て2人の女は男たちが詰めかける会場に姿を現し ガウンを脱ぎ捨て、ゴングの合図とともに 裸一貫にふんどしだけの姿でもう一人の女に挑みかかっていくの 二人の農村から来た女は豊満でたくましい肢体を揺らしながら 組み合い、ころがりまわってマウントを奪い合い力を比べあいながら 主導権を奪い合った

2013年1月2日水曜日

女たちの新人社員研修

あけましておめでとうございます 今年も文章等拙い部分は相変わらずではありますが 今年も気ままに更新いしていきますが このブログにお付き合いいただけたら幸いです というわけで今日は新しいのはじめます 今回のは新入社員研修という設定でいきます 今日はアクシブ生命の入社式の日 先月、大学の卒業式を終えた恵子は何か月かぶりのスーツ1週間分の泊りの荷物を持ち 西日本支社の入社式の会場に集まっていた ただ恵子はなにかおかしいと感じた たしかに女子が採用人数の大多数を占めるとは聞かされていたが それはそうとしても男子の同期の姿が一人もみあたらないのだ 説明会や選考試験ではいたはずなのに そして会場で席に着き式が始まった 「うちの会社の営業では精神力の醸成を育成の中心とさせていただいております そこで本日は営業部の皆様だけ、そのまま研修合宿に出発していただくということもあり 営業部の20名に向けたものを別会場で行うこととしました 同期20人でこれから一週間力を合わせ時に競い合いながら、希望の配属先めざしてがんばってください 配属先は今回の成績で決まります。」 式典での西日本営業本部長の言葉で恵子のこの疑問は解決した そして資料を渡された恵子たち20人の今年の新入社員は 合宿所に向かうバスに乗り込んだ バスはまだ雪の残る岐阜の山奥の有名なホテルに向かった そのなかで配布された資料の中にあった日程表に目を通した 最初の四日間は法令や、PCの基本操作、接遇等よくきく内容ばかりであったが あとの3日間は体育とだけ書いてあった ホテルに着くとすぐ上の階では東日本支社も同様に研修を受けているようだった そして最初の3日間は講義形式の講習を受け 1日は講義の成績を決める試験を終え 5日目を迎えた 今日は東日本支社の20人も同じ部屋に集まっていた なにをするのだろうと恵子たち西日本支社の20人もいつものようにスーツ姿で部屋に集まって 席に着いた そして女性主任講師の女がいつものように入ってきた 「今日からの体育は東日本支社と合同で研修を進めていきます今日の午前は親睦会を兼ねて 各支社代表5人による腕相撲の対抗戦を、午後はサッカーの対抗戦をやります 尚、勝った支社には、ポテトチップス一箱、コーラ一箱を進呈します」 対抗戦はこうして和気藹々とはじまった 恵子は腕相撲の選手に選ばれたが関東の佐藤ユキコに負けた 和気藹々とした空気の中でも 恵子は負けた悔しさを心ににじませていた そして 昼のサッカーはなんと13時から16時までぶっ通しで試合を続けるというものだった 和気藹々としていた空気も殺気立ったものに変わっていた 対抗戦は疲労と殺気に満ちた中で東日本支社の勝利に終わった 「くそー、悔しいな 何なんあの子ら、サッカーしてる時むっちゃむかついてんけど」 「うちもムカついた。関東のほうが偉いとでも思てんの」 「ほんまやほんまや」 「あの子ら酔っぱらって、風呂場入ってきてだいぶさわいどったわ、調子のんなっつうの」 勤務時間後の西日本支社の各部屋では 東日本支社の悪口が響いていた 山奥でホテルの周囲にコンビニなどなにもない環境、きつい研修内容、そして何より禁酒 酒豪ぞろいの20人はストレスがたまっていた そして事件は起きた 「ちょっとあんたら、関東の子やろ、なにやってんの」 「何って、自販機でジュース買おうとしてるだけでしょ」 「ここ、うちらのフロア!! あんたら上の階やろ、そんな初日言われたルールも守れへんの?」 「なんですって! そういうあんたたちはわたしたちに負けたじゃない」 「なんやて!」 フロアの自販機で西日本支社と東日本支社の数人が小競り合いになったのだ 翌日、けいこたち西日本支社の20人は東日本支社の20人とともにホテルのプールのプールサイドに集められた プールの水はひざぐらいの高さまで抜かれていた そしていつもの女講師が出てきた 「あんたたち、昨日ケンカしたんだってね。 いいわ今日はあんたたち思いっきり決着つけなさい 今日は、プールの中で思いっきりなぐり合ってもらうわ ただし、顔はダメよ、顔を打撃した人はクビ それ以外ないならなにしてもいいわ 顔が水につけられた人は負けだからプールサイドに出なさい でもなんか隠し持ってちゃ危ないわね あんたたち、着てるもん全部脱ぎなさい 下着もよ 負けた支社がプール掃除ね 10分後始めるわよ」 こうして、ストレスと対抗心で血の気のたぎった40人の女たちは 勢いよくスーツを脱ぎ捨て生まれたままの姿になり 東と西に分かれてプールに入った。 女の合図で戦いが始まると 全裸の40人はそれぞれに思い思いに見つけた相手と組み合った 恵子は昨日の腕相撲で負けた因縁の相手ユキコに挑みかかった 「昨日はよくも」 「今日も負かしてあげるわ」 恵子とユキコは腕四つで組み合い 力比べを始め 投げの打ち合いに移り 今日は恵子が勝った 負けたユキコの脳裏にも恵子に対するライバル心が抱かれた 勝った恵子は仲間の援護に周り 仲間と組み合ってる関東の女を後ろから水に引きずり込むなどしていった 40人の女たちは生まれたままの姿で 育った胸をゆらし、水しぶきを上げながら 1対1で戦うもの、2人がかりで1人を沈めにかかるもの 思い思いの戦いに興じ 今日は関西支社の勝利で終わった 「いえーい、いえーい 関東やっぱ弱いな」 「あんたらちゃんと掃除しーやー」 「うちら昼から思いっきり名古屋楽しんでくるわ」 勝った西日本支社の面々は昼からの特別な休みを許され 特別に手配されたバスで名古屋の街で久々の酒を楽しんだ そして 負けた東日本支社の女たちは 昼から また服を着ることを許されずに プールを泣きながら掃除した そして迎えた最終日 40人はバスに乗せられ車内で 長くて白い布が一人一人に配られた 「今日の研修は相撲ね、 うちの会社ではたまに大会やるからしっかりやるようにね」 相撲場に到着した いつもの女が裸にまわし姿で待っていた 「バスで説明受けたと思うけどうちの会社は女子も相撲が盛んなの 年一回全社あげて大会やったりするわ 今日は40人で総当たり戦するからしっかり戦いなさい 優勝者の支社の新入社員は配属まで1週間休み! 優勝者は賞金10万円これでスーツでも買い足しなさい あと希望配属先確約 じゃ、頑張ってね」 そうしていつものみんなと手伝いあってふんどしを締めた けいこはみんな敵同士という実感がわかなかったが 総当たり戦で何番かとって 特に仲のよかった近藤裕実との対戦になったとき ようやく実感がわいた 「西、西日本支社、佐藤恵子さん、東、同じく西日本支社、近藤宏美さん」 呼び出され 土俵に入って向かい合ったとき 最初は戦いたくなかった気持ちが負けたくない気持ちに変わってきた 戦いが終わったとき土俵に残ってられるのは一人だけなのでから勝ちたいと 恵子と裕実は組み合って 胸と胸を密着させ投げを打ち合った 最後は裕実を押し出した恵子が勝った こうして女たちはだれが同期で一番なのか決める戦いを進めていった そして総当たり戦は全試合終わり 優勝決定戦が行われることになった 「勝ち数最多の人は4人います 西日本支社赤松良子さん、同じく西日本支社佐藤恵子さん、関東支社、佐藤ユキコさん、同じく関東支社今村エリさん この四人でトーナメント戦をやります まず、西日本支社佐藤恵子さん、同じく西日本支社赤松良子さん土俵に入ってください」 恵子は同期でリーダー的存在だった良子と当った 「恵子、負けへんで」 「うちも負けない」 言葉を交わし 土俵で向かい合った リーダーで目立つ存在だった良子に恵子はいつもどこか嫉妬心を感じていた それを土俵の上でぶつけようと恵子は思った 恵子と良子は合図とともに土俵の上で猛烈な勢いで張り手を打ち合いぶつかった 恵子は良子に力負けし、際まで追い込まれたが渾身の力を込めて、良子をなぎ倒した 決勝はお互いにライバル意識し合っていたユキコとの対戦になった ユキコとは一進一退の攻防になったが 最後は 恵子がユキコを押したおす形で勝った 「ユキコさん、また配属後にやりましょ」 「恵子さん今度は負けないわ」 言葉をかわし 相撲大会は終わった 恵子たちはバスに乗り 研修終わりの式を終え 部屋を引き上げ帰路についた 恵子たちは1週間の休みを楽しんだ後 それぞれの配属先での新しい生活を始めていった