2011年11月24日木曜日

全裸レスリング部

一年生の女の子たちはたわわに揺れる胸を揺らしながら
自分たちの体をぶつけ合い
勝って喜び
負けて悔しがり
相撲を通して相手と自分の体を比べながら
初めての裸での格闘を楽しんだ

そして今日は顧問のみなこ先生から全般的なルールの講習を習った
「このヌードレスリングはね
私たち日本の女の格闘技だから
こうして相手と正座して向かい合った状態で試合を始めるの
あとのルールは相手の胸や背中を地面につけたら一点
相手の体を一回転させたり
相手を降参させたら勝ちということね
とりあえず昨日は疲れたでしょうから
今日はもうすぐ大会を控えた先輩たちの練習を観ときなさい」
10人の上級生たちは今日は試合形式の練習で翌日の練習試合のメンバー入りをかけて戦い
正座でお互い向き合い
力強く取っ組み合っていた

2011年11月22日火曜日

全裸レスリング部

今年 入った一年生4人は初めての練習参加の日を迎えていた

今日はコーチの今宮ひろこ先生の指導で まずは裸で動くことに慣れるための運動をしていた

いきなり先輩たちと一緒に練習に参加すると大ケガの恐れがあるから

一年生たちは部室で制服から体操着に着替えランニングなどで体をあたためたあと
体操着を脱ぎ捨て
ブラもパンツも脱ぎ捨て
生まれたままの姿になり

鬼ごっこのようなゲームをし

次に腰にタオルを巻いて
全裸相撲をとりあい
一年生同士がっぷり4つで正面から組み合い

初めての全裸で戦う感覚を確かめていた

この少女たちにとってこの姿が
これから戦いにおけるいつもの姿になっていくのだ

2011年11月6日日曜日

町の女相撲大会

小枝子は青いまわしをみにまとい始まりを待った
まずは去年の横綱による土俵いりから始まった

土俵に入ってきた優勝者は
小枝子と風呂場で一戦交えた女が青まわしの上から化粧まわしをつけて入ってきた


小枝子は来年は自分がという思いで
土俵際から見つめていた

そしてセレモニーが終わり
何番か過ぎると小枝子の出番が回ってきた
相手は紫色のまわしをみにまとった
20代の女だった

「次の取り組みは
久賀沼小枝子さんと石川ゆかりさんの対戦です」
と呼び出しをうけ
小枝子は羽織っていたダウンを脱ぎ
裸にまわし一枚の姿になり20代のゆかりと対峙していた

両手を地面につき
取り組みがはじまると
小枝子とゆかりはお互いのまわしを持ち合い
がっぷり4つの力比べに入っていた

最後はなんとか小枝子が年上の意地をみせ
ゆかりを投げ飛ばし
初めての大会で初めての白星をつけていた
小枝子は賞金の入った祝儀袋をうけとり土俵際に下がった

あとで聞いた話
あのゆかりが20代チームの大将らしい
それをきいた小枝子は更に自信を深め

その後も小枝子は順調に勝ち進んでいった