石堂たみこは金曜日の仕事を終え
帰り着くと
大きめのリュック
着替えなどを詰め込んだ
明日は月に1度のとあるサークルの旅行イベントに参加する日だ
そして起きると入念にメイクをし
集合場所に向かった
集合場所には男女8人ずつの参加者
と旅行会社の数名が泊まり程度の荷物を手に待ち構えていた
ここでツアー会社の用意したバスに乗り込むと
バスの中は
全員の顔が見えるように真ん中を囲んで座るタイプのシートになっており
移動中の車中では
まずは参加者の自己紹介などが行われる
参加した
男女はここで今日のおめあての人の品定めをはじめ
バスの行き着いた先のイベントで
おめあての相手を決めていき
イベントを楽しんだ後の
入浴と食事会後の
「告白の時間」
と呼ばれるイベントになる
このイベントでその日の夜のパートナーを決めるマッチングが行われる。
たみこは、キャリアウーマンとして
1人で生きると決めては居るものの
やはり、どうしても異性との交わりを
欲する欲求が年を経るごとに高まり、
それを埋め合わせるために
インターネットで
そういったツアーがあるのをみつけ
旅行会社のホームページで申し込んで参加するようになった。
「告白の時間」
参加者たちは
一糸まとわぬ全裸で
男女に別れて向き合って座り
最後の品定めを行い
意中の相手を定める
たみこはツアーに複数回参加するうちに
1人の男性に魅了されるようになった
高見沢かずひで
彼が同じツアーに参加していると
胸を高鳴らせて
彼に様々なアピールを行い、
「告白の時間」に向けて
ライバルとなる他の女たちを牽制し
意中の男を自分に振り向かせる様々な努力をし
「告白の時間」を迎える
この時間は
基本的に女性にのみパートナーの選択権が許される。
そして
女性参加者同士の希望するパートナーがかち合った場合
女性参加者同士の全裸での相撲対決により、かち合った男性のパートナーを決める
そして
女性の志望がかち合った男性がこの相撲の行司役を務める
つまり
際どい決着になった場合は
男性の意向が大いに反映された
判定になる
だから
女性たちは
昼間のイベントで
意中の男性を見定めると
他の女性に牽制しつつ
自分をアピールして
際どい時は自分を選んで貰えるように
その男性のそばにべったりと張り付いたり
身の回りのお世話をしたりするのがよくある光景で
そんな男性に
自分と同じように張り付いてくる女性が
その夜の「告白の時間 」の対戦相手になることが多い
たみこは
かずひでを求めて挑んできた
様々な女の挑戦を退けてきた
かずひでもまた
次第に際どい判定には
たみこに軍配を上げてくれるようになった。
他の女と争った末に勝ち取った
かずひでとの夜は格別な快感に溢れていた
かずひでと交わる快感が大多数を占めるのはたしかだが
自分が勝ち取った男との1夜という
快感が
その夜の交わりの快感を最上に高めてくれた。
人は心を純粋にすると、目的のために殺し合うことさえ厭わないまでに闘い争い会うようになることがある。
それが異性との交じわい求めるものである場合
そのことはより顕著になる。
それはその女性たちの子宮がより良い遺伝子をもつ男性を求め、
そしてその男性を我が子のより良い父親とし独占しようとする欲求から来ているのかもしれない
そういった
女性特有の闘争欲求
独占欲求を満たした
最高の夜を
毎月の糧にたみこはキャリアウーマンとしての日々を過ごしていた。
しかし
とある夏の始まりの
6~7月に
たみこは仕事が多忙を極め
ツアーに参加できない
時期があった
そして久々に参加した8月
この日のツアーの行先は
海辺での海水浴とバーベキューだった
たみこは新しく買ったビキニを身につけ
ツアーに参加した
5月まで
それとなく
どちらからともなく
かずひでと一緒にこの時間を過ごすことが
多かった
かずひでと居合わせたこのツアーだったが
今日は
かずひでは
別の女の方に足がむくことが多い
石嶺りょうこ
という女に気がいっているようだった
たみこは
かずひでの気を引くために
わざと
ほかの男と
仲良く
いろんなことをするが
それでも
かずひでは
りょうことべったりだった
そして
迎えた「告白の時間」
たみことりょうこは
かずひでを巡ってかち合い
たみことりょうこは
ホテルの宴会場の土俵で向き合った。
スタッフの合図で取り組みは始まった
たみことりょうこは
手と手をあわせ
上腕と前腕に力を込めて押し合う
2人の自慢のFカップはあろうかと言う
巨乳の乳房を硬直させ
憎き恋敵と力を競いあう
その嫉妬心と怒りに任せた昂りから
くる高揚感に身を任せ
押し合う腕を軸に右に左に
前に後ろに力を掛け合うなかで動き
腕をぐねらせる
それでも勝負はつかず
自慢の大きな胸と胸を付き合わせて
組合
相手の女の荒い息遣いを感じながら
投げを打つタイミングをさぐり合う
そして
投げを打ち
掛け投げで相手もろとも
土俵に倒れ込み
軍配はかずひでの土俵に委ねられた
かずひでは
重く苦々しい顔で
りょうこを選んだ
りょうこは
かすひでの今夜のパートナーとして
かすひでの横で
恍惚の表情を浮かべて
その他の告白の時間の終わりを待ち
たみこは
その他の男と
自暴自棄になりながら夜を過ごした。
そのフラストレーションをぶつけるかのように燃えるような激しい夜を過ごした。
ほかの女を選んだかすひでへの怒り
そしてりょうこへの嫉妬心
たみこは
他の男に激しく憑かれてピストンされ
快感に揺られながらも
これらの感情に心揺すられる夜を過ごした。
それから
パーべキューや
秋の梨狩り
でも
かすひでやりょうこと一緒になったが
りょうことかずひでは
あの日のたみことりょうこの対決を経て
更に絆を深めたかのようにべったり
仲睦まじくくっつき
たみこもそんな2人の様子を見て
ほかの男を選ぶようになった
そして
冬の相撲大会の日
たみこは
男性の部を眺めていた
1人の魅力的な男性の存在に目を奪われた
その男性は
たみこより一回り近く若く
年上が好みで
たみこが好むような筋肉質な体つきをしていた
決勝戦で
その男性はかずひでと対戦し
僅差の相撲で勝利した。
その石崎ひろやのまわし姿に
心惹かれるものを感じ
女子の部が始まる前に
ひろやに
たまたまなフリをして
まわしの締め込みを手伝って貰うなど
積極的なお近づきをはかり
女性の部が始まった
1回戦の対戦相手は
かずひでを巡って
火花を散らした
りょうことの対戦になった
たがいにあの時の怨念を晴らし合うかのように激しく張り手を打ち込み合い
組み合いに持ち込むと
たみこはりょうこの足をひっかけ
力強く
りょうこを土俵に叩きつけた。
そして
たみこの他にひろやにまわしの締め込みをしてもらった
自分よりやや若いひろよと対戦し
激しく組みあった末に引き落としで下し
決勝戦では
いつも決まった相手と一緒にいる
ゆりかと対戦した
男を取り合ったことはないが
いつかかち合ったときのために
牽制する気持ちが互いにある2人の相撲も
激しい張り手の打ち合いから始まり
大きな胸と胸を合わせて組み合う形になり
投げの打ち合いをどうにか
たみこが制して
プレゼンターの男性の部の優勝者ひろやから
優勝景品を受け取ると
勢いよくひろやに抱きついて
ひろやにアピールをした。
そして
まわしを外して
「告白の時間」
になり
たみこは迷わずひろやを選ぶと
2人の女とかちあった
たみこ
は
1人目の女を張り手合戦のすえ
土俵にくずれ落とさせて破り
もう1人の女とは
張り手合戦から腕を絡めあっての長い相撲になったが
経験の差でなんとか振り切って土俵に沈め
ひろやとの夜の権利を勝ち取った。
ひろやとたみこは
その夜ベッドで
この上なく
激しく求め合い
激しく満ち足りた一夜を共にした。
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