子持ちの女性は仕事を辞めても働いてた頃と同額のお金を
育児給付金として貰えるようになった
子供たちが
小学校にあがり
昼間に時間ができた
みかはそのあいた時間に
各地のスーパー銭湯に行くのがマイブームになっている
お風呂に浸かりにいというのももちろんあるのだが
それだけではない
いつものように
チカゲとリホと共に
スーパー銭湯の駐車場に降り立った
そしてロビーで 待ち合わせしていた別の3人と
落ち合い
脱衣場で服を脱ぎ
それぞれにミカとチカゲとリホはピンクの
落ち合った3人は紫のタオル
そしてそれぞれのお風呂道具を持ち
洗い場でのシャワーをそれぞれ手短めに済ませ
プレイルームの案内標識にむかってあるいて進んで行った
プレイルームと書かれた区画には
各スーパー銭湯で
主婦たちの間のママさん相撲人気に合わせて
各施設が特色を打ち出して設営した土俵がある
ママさん相撲には
アマチュア相撲のように
土の本土俵を使って
本格的に全国大会までの大会を開いて
競技として参加する女性たちも居るが
スーパー銭湯の土俵で仲間うちや
SNSで知り合った他のグループと取り組みを行うなどして
短い時間で興じて楽しむ女性たちもまた多い。
みかもまた
短い時間だけ相撲に興じている主婦の1人だ
最初に同じ幼稚園に子供を預けていたママ友仲間に誘われて
スーパー銭湯にいき
誘われるがままにプレイルームの土俵に来たのが始まりだった
始め、この風呂場の相撲に誘われた時は
真っ裸で大人の女同士が
と恥ずかしがったが
女同士で裸に腰タオル1枚の姿になり日頃の喧騒を忘れて取っ組み合って
投げを打ち合い、押し出し合いながら、日常を忘れて戦い合う快感に夢中になり
相手の女性から感じられる女性独特の体温を感じることも快感を覚えた。
また、それらにも増して
取り組み前に蹲踞して向かい合った時
相手の女の乳房や
腰に巻いたタオルの下に露になっている
股の間から感じられる人生観に
女としての対抗心を掻き立てられ
その快感にミカは病みつきになっていった
いまでは
仲間内で揃いのピンクの腰タオルを揃え
近隣府県の他のグループとも
交流するようになってきた
今日は
滋賀県のスーパー銭湯まで出かけて
SNSで交流してきた
現地のママさん相撲愛好家の主婦の
ミナコとチヅルとまき
と待ち合わせて
交流イベントと言う名の
対抗戦を行うことになっている
まず最初に洗い場に案内された
これは
浴場でのママさん相撲では
自分の体臭で相手を不快にさせないための
エチケットのような
ごく一般的な習慣になっている
取り組みの前に身体の汚れを落とすための洗い場で
身体を洗う時
ミカはいつも
負けたくない気持ち
なんとも言えないワクワクで
身体が火照りゆくのを感じる
肌と肌を触れ合わせる独特の快感
そして
勝ち負けへのドキドキ
そんな興奮を溢れださせ過ぎないように
ミカは丁寧に身体を洗い
汗や日常の汚れを落とし
体臭を消す
というのか
お気に入りのソープの香料の香りにに
自分の臭いを染める
そして
取り組みへの集中力を高める
これがミカ自身の心持ちの上でも
相撲の時間に興じるための欠かせない儀式になっている
そして
体を洗い終えて立ち上がると
「 綺麗なピンクですね私たちもピンクの腰巻き欲しくなっちゃった」
と
今日のホスト役のグループのリーダーの海野ちづるに声をかけられた
細身の身体にほどよく肉いた身体つきに
いかにも経験豊富そうな乳房の色をした女性は
洗い終えた身体を
これから実に纏う紫のタオルで吹き上げながらそう声をかけてきた。
「その紫のタオルも鮮やかで良いと思いますよ」
とミカも返した
この一見
穏やかなやりとりのなかにも
闘志を伴った二人の女の心の火照りがあわさって交錯し
こらから土俵で相対する時間への気持ちの高まりを
ミカは内心感じるのであった
そうして
ホスト役の3人に土俵スペースに案内された。
今日は3人ずつしか居ないので
総当たり形式の団体戦でということで
話がまとまった
最初に若くてはじめて日の浅い同士のリホとマキの取り組みから始まった。
2人ともまだ20代で
このママさん相撲を始めて日が浅く、子供の年齢も近いということで話が合うのか
洗い場などでは楽しげに会話していた2人だが
土俵に入ると一転して
腰のタオルのゴムが引きちぎれそうな勢いで組みあい
土俵上では激しくぶつかり合い
取り組みは格段、激しいものとなった。
この交流会の最初の一番は
激しく熱のこもった取り組みで始まった
仲良さげな2人の対戦こそ
内心では
互いに負けたくないと思いあってるからか
激しく肌と肌がぶつかり合う大一番になる
そんな光景を
ママさん相撲を始めてから何度となく見てきた。
取り組みは
りほが技を出し損ねた所へマキが投げを打ち
折り重なるようにして取り組みは決着し
マキが勝った。
りほは負けた悔しさで
涙を流していた
行司役として見守っていたミカは
自分の取り組みへのはやる気持ちを抑えながら
行事として何番かの取り組みを仕切り終え
自分の取り組みに入った
最初の取り組みで当たった
まきとの対戦では
勢いだけで組み付いてくるまきを
前進で受け止め
力相撲で土俵のウレタンに沈め
次のミナコとの取り組みは
腰のタオルを激しく引き合い
激しく身体をむいっちゃくさせあいながらの
投げの打ち合いを制して
土俵にたたきつけ
一番を終えた
今日一番の楽しみにしていた
チヅルとの対戦を迎えた
取り組み前に洗い場で話してみると
年も近く
子供も2人ということがわかった
チヅルのほうが結婚は早く
子供は歳上で
上の子はもうすぐ中学に上がるらしい
ママさん相撲は
ブームの始まり頃に
YouTubeをみて
近所のママ友仲間を誘って始めたらしい
始めは練習相手が居らずに
大阪などに出かけて取ったりもしていたとか
そんな
歴の長いママさん相撲力士の胸を借りる
年はミカより少し上な割には
相撲の美肌効果もあってか
見た目はミカよりも若く見える
実際、相撲を始めてから
子供の参観日では
まわりの親たちに比べて若く見られることが増え
旦那さんからの夜の誘いも増えたらしい
土俵で対峙した時に
チヅルの身体から感じられる
経験豊富そうな陰毛や乳房
そして
チヅルよりも歳上でありながら20歳前後と間違いそうな顔つき
ミカは早く
肌を合わせて組み合って見たい気持ち
そして
女としての嫉妬のような気持ち
この複雑な気持ちが
普段の取り組みにも増して
より強く感じる
行事役のマキの合図に合わせて
ミカはチヅルに組み付いた
そして
チヅルもそれに応えて向かい打つようにこれを受け止めた
2人の円熟味を増して脂肪を蓄えた大きな胸と胸は左右交互に押し潰し合うように谷間の間を突き込み合う状態で
互いの両手は廻しがわりのタオルを強くひきつけあい
ミカとチヅルの力比べのような
技を出すタイミングの探り合いは膠着状態になったが
ミカが息を切らしながら
投げを打ち始めて片方のてがやや緩んだ所を
培ってきたスタミナの差で押しこまれて
土俵の外に押し出されて
この一番
軍配はチヅルにあがった
やっぱりこの人にはまだ叶わないけど
いつかは勝ちたいな
と
ミカは
思った。
その後、
身体を洗い直して
一緒に入浴し、
野菜が豊富なちゃんぽん亭で
食事を共にし
2組は分かれ
それぞれの帰路についた
ミカとチヅルの交流はその後も続き
たまに
待ち合わせて相撲を取ったり
大きなママさん相撲の大会に一緒に本廻しを買い込んで参加するなるなど
この取り組みの前より
より深く結びつくようになっていった
このようにして
ママさん相撲は
本土表だけでなく
スーパー銭湯などの大浴場の簡易土俵などでも
全国各地の主婦同士の交流の輪を取り持ち
YouTubeや現地で生で見る形で
より多くの主婦たちの巻き込んで
盛んになっていった。
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